寒波がきつくて外に出られませんね。
雪は降らなくても、パリパリに凍てついて、池にも一面に氷が張って一日中溶けません。
家の中で黒豆の選別がやっとできました。
今年もよろしくお願いいたします。
丹波でも少しづつコロナ感染者が増えていると新聞報道があります。
外出を控え、静かに過ごしています。
元旦には、宝来山を戴き、地元の氏神様とお寺にお参りして、新年のご挨拶をしました。
我が家では、母や祖母がしていたように毎年宝来山を作ります。
宝来山は地方により、また家庭によって造り方も違っていると思います。
我が家の宝来山を紹介します。
三宝さんに半紙を敷き、その上に、裏白、ゆずり葉をのせて、洗い米をしきます。
その上に、
菊炭に慶昆布を巻いて、金銀の水引で結わえ、松竹梅を飾ったもの。
重ね糯の上に橙。
捏ね豆(黒豆と白豆を炒って、お餅で固めたもの)、みかん、勝ち栗、慶昆布、をのせる。
その三宝を開きの方向に向けて、新年に家族がお参りして、柿、栗、捏ね豆、昆布、みかん、を(ご供さん)として戴きます。
1月15日の「小正月」には、とんど焼きでお飾りさんなどを燃やし、
重ね糯を焼いて食べ、残りは初めて雷がなった時食べると、雷除けになる。
橙を焼いて食べると、風邪を引かずに健康で過ごせる。
と昔は伝えていました。そして、三宝のお米で「小豆粥」を造って食し、無病息災を願ったものです。
今は、そんな風習も無くなっているかも知れません。
お待たせいたしました。( 昨年度の小豆は10月に売り切れ)
今年収穫した小豆が販売できるようになりました。
今年は台風に見舞われることもなく、きれいな小豆が収穫できました。
どうぞよろしくお願い致します。
12月に入り、正月用の白みそを仕込みました。
今年は「竜神青大豆」で作ります。
材料は、大豆 2kg、 米麹 2kg、 塩510g です。
作り方
昨日から水に浸けておいた大豆を、柔らかく煮ます。
大豆が柔らかくなったら、ザルに上げ水を切ります。
そして、カッターで細かく砕きます。
麹も同じように、カッターで細かくします。
そして細かくなった麹に塩を混ぜておきます。
その麹と大豆をよく混ぜ合わせて、樽に詰めていきます。
手で団子を作るようにして、樽の底からしっかりと詰めます。
手でしっかり押さえて、空気が入らない様に上にラップを置いて、
樽の中のナイロン袋の口をしっかり閉じます。
そのまま正月まで置くと、美味しい白みそができます。
仕込んでから約20日くらいで食べごろです。
お正月に食べた残りは、冷凍しておくと長く食べることができます。
あずき工房では、丹波大納言小豆の最高峰「丹波黒さや大納言小豆」を使っています。黒さや大納言小豆とは品種改良をせず、何百年も前から当地域で作り続けられている在来種の小豆です。
ぜんざいの餅は、これも在来種の「篠原餅」のもち米を、臼と杵で丁寧につきあげたお餅です。
このぜんざいに丹波栗をじっくりと煮込んで一緒に召し上がっていただけます。
これらの材料は、永々と幾百年の昔から命を繋いで今日に至っています。
今では幻となった品々をそろえて皆様に味わって頂くことができる事を喜びとしています。
黒さや大納言のぜんざい----800円
殿様ぜんざい----1500円
入手困難な材料です。無くなり次第終了させていただきます。