今年もよろしくお願いいたします。
丹波でも少しづつコロナ感染者が増えていると新聞報道があります。
外出を控え、静かに過ごしています。
元旦には、宝来山を戴き、地元の氏神様とお寺にお参りして、新年のご挨拶をしました。
我が家では、母や祖母がしていたように毎年宝来山を作ります。
宝来山は地方により、また家庭によって造り方も違っていると思います。
我が家の宝来山を紹介します。
三宝さんに半紙を敷き、その上に、裏白、ゆずり葉をのせて、洗い米をしきます。
その上に、
菊炭に慶昆布を巻いて、金銀の水引で結わえ、松竹梅を飾ったもの。
重ね糯の上に橙。
捏ね豆(黒豆と白豆を炒って、お餅で固めたもの)、みかん、勝ち栗、慶昆布、をのせる。
その三宝を開きの方向に向けて、新年に家族がお参りして、柿、栗、捏ね豆、昆布、みかん、を(ご供さん)として戴きます。
1月15日の「小正月」には、とんど焼きでお飾りさんなどを燃やし、
重ね糯を焼いて食べ、残りは初めて雷がなった時食べると、雷除けになる。
橙を焼いて食べると、風邪を引かずに健康で過ごせる。
と昔は伝えていました。そして、三宝のお米で「小豆粥」を造って食し、無病息災を願ったものです。
今は、そんな風習も無くなっているかも知れません。