春になって、山野草が出てきました。
今日は甘草(カンゾウ)が ちょうどいい位な大きさになりました。
10cm位のカンゾウを摘んできて、ゴミなどを取り除き、水洗いをして、湯がき、冷水にとって冷まし、水を切ります。
酢味噌で和えて、いただきました。
春一番には蕗の薹を天婦羅でいただきました。
ヨモギ、ツクシ、コゴミ、セリ、ワラビ、小さなウコギも、そしてヤマウドも顔を覗かせています。
畑では、菜の花、ノラボー菜、トッチャ菜、二十日大根、が美味しそうにそだっています。
山野草は、足を運べは沢山の食料を、私達に与えてくれます。
畑に育つ野菜は、化学肥料を使わず、米ぬかや油粕を醗酵させて、与えます。勿論農薬や除草剤は使いません。
山野草を摘み、自分の畑で野菜を育て、自分で調理して食べる。食卓に並ぶおかずは質素なものばかりです。
山野草を採りに山に入り、畑の草刈や草取りに汗を流し、毎日毎日くたくたになって、やっと一息、こんな毎日の繰り返しです。
今は夏野菜が小さな芽をだしています。これから野菜を育てるのはとても大変なしごとです。美味しい野菜を頂いて、来年蒔く種を取る。
この繰り返しの野良仕事、みんな自分で作るとお金は使わなくていい。
でも、この野菜を育てる労力をお金に換算すると、いくらかかるのかなあと考える。安全安心な食べ物は、お金では買えない。
質素な食卓は、至福の贅沢と思い直し、又明日からの農作業に励む。