寒ワラビ

霜が降りた田んぼの土手、足元に目を落として、ゆっくりゆっくり歩いていると、小さなつぶつぶの付いた穂先をくるっと曲げて、10cm程の小さなワラビが立っている。

葉っぱは地面に貼り付いたように、ギザギサの菊の葉みたい。

知らずに歩いていると踏み潰してしまいそう。

どんなに寒くても、時期が来れば芽を出し、凛と立っている。

その姿が好きだ。

 

2017年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 専用投稿