黒さや大納言小豆とは


300年以上前から京都御所に献納されていた、丹波黒さや大納言小豆の特徴を紹介いたします。


丹波黒さや大納言小豆の特徴は、大粒で表皮が薄く、煮ると指頭大ほどになります。 そして、小豆全体に美しい光沢を帯び、形が四角のようで特徴的です。
また、煮詰めても型くずれせず、粕(かす)がのこらず、糖分が高く特に味がよく、 さらに、永く貯蔵をしても、虫害や変質が少ないと言われています。
完熟すると莢が黒くなるというのも丹波黒さや大納言小豆特有のものです。

①完熟すると、莢が黒く変化する。
莢が黒く変化するのは、黒さや小豆の特徴であって腐敗しているのではありません。

②表皮が薄く、煮ると指頭大になる。
表皮が薄いので、煮る時は皮を傷つけないように、ゆっくりと優しく煮ることが大事です。

③煮詰めても、形がこわれない。 大納言は殿中で抜刀しても切腹しなくてもよいことから、煮ても腹が割れない大納言小豆の最大の特徴です。

④光沢が美しく、形が四角のようである。
色がとても鮮やかできれいです。大きく成長した黒さや小豆は、縦に七個も積むことが出来たそうです。
平成21年(2009年)に、7個積むことが出来ました。

⑤糖分を含み、粕(かす)が残らず、味が良い。
黒さや小豆は皮が薄いので、食べた後粕が残りません。
糖分が多く味が濃い分うま味も多いようです。

⑥永く貯蔵しても、虫害がなく、変質しない。
種子は一升瓶に入れて紙でフタをして、常温で置いていました。
今は冷蔵庫ができて便利になりました。


小豆の赤い色は、古くから邪気を払うと信じられ、赤飯や饅頭など、慶事の食卓と深く結びついてきました。 日本では、紀元607年、推古天皇の時代に中国から伝来して栽培され、「古事記」や「日本書紀」には、 「神の鼻から小豆が生えてきた」という神話があります。
人々の暮らしに関わりの深い小豆だからこそ、伝統の技が大切に受け継がれてきました。
『丹波の赤』と呼ばれる丹波大納言小豆は、大量生産が難しく「幻の小豆」といわれ、 小豆の中でも最高級ブランドとして全国にその名を轟かせています。